銃剣道教本　槍や薙刀の操作法他大変参考になりました

近代の戦争で使われたものに銃剣というものがあります。

 

 

 

鉄砲の先に刃物を装着した道具で、白兵戦に使用されました。

 

 

 

今でも銃剣道として残っていて稽古されています。

 

 

 

 

空手の型の母体となった槍の操作法を学ぶためにいろいろと本を探して

 

 

 

 

いましたが、この銃剣道の本が一番参考になりました。

 

 

この本の中で、著者が禅や仏像について触れている箇所がありますが、そこで空手について

 

 

 

 

一言触れています。

 

 

 

「空手は総合武術であるが、素手でおさめるのを目的としていて佛教と深い関係がある。

 

 

 

 

しかし時、場合、目的によって棒、槍、刀等を自由に操ることが出来る。」

 

 

 

と書かれてありました。

 

 

 

因みにここで書かれている「総合武術」とは最近の総合格闘技という意味では勿論なく、

 

 

 

あらゆる道具を扱えなければならないという意味です。

 

 

 

本の後半には「秘伝少林長槍」というのが図と写真で説明されていましたので

 

 

 

 

著者は少林寺の少林拳から空手が派生してできたものであるという解釈をとって

 

 

 

 

いる方なのだと思いました。

 

 

 

沖縄の先生方の中にはこの少林寺の説を否定して仏教とはかかわりはないと

 

 

 

言う方もいらっしゃいますのでここはそれぞれの方の解釈に委ねます。

 

 

 

「銃剣道教本」では弓矢、薙刀、各種槍から小太刀の操作法まで触れています。

 

 

 

とても勉強になりました。

 

 

 

益々稽古に情熱が注げるような気にしてくれる良書でありました。

 

 

 

著者の高橋華王氏に感謝いたします。

 

 

 

 

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