『史実と伝統を守る 沖縄の空手道 長嶺将真』を読んで。鎌倉 空手

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『史実と伝統を守る 沖縄の空手道 長嶺将真』を読んで。鎌倉 空手

玉縄衆ブログ

2018/12/05 『史実と伝統を守る 沖縄の空手道 長嶺将真』を読んで。鎌倉 空手

泊手、首里手の古伝の型を守り続けた長嶺将真先生のご著書を久しぶりに読み返してみました。

 

いつもは型の写真の部分だけしか見てませんでした。

 

 

型の流れや呼吸についてや組手の大切さ、そして鍛錬によって空手に適した体重を守ること。

 

体重は身長から100を引いたもの。つまり170センチの身長であれば70キロは欲しいということで私は五キロほど足りませんので筋トレに励め!と言われてるようでモチベが上がりました。

 

呼吸については「怒責」という言葉が使われていました。これは呼吸法独自の言葉だと思っておりましたので意外でした。ちゃんと読んでなかった証拠です。

 

因みに丹田呼吸法の「調和道」では「怒責」の怒は努となっています。

 

そしてひとり稽古の重要さも解いていられます。

 

柔道家の三船久蔵十段が二度にわたって長嶺先生の演武をご覧になられたそうですが、その際「空手の魅力はひとりで稽古できることである」と指摘され、さらには「もし柔道家で一人稽古をしているものがいるとすればそれは三船一人であろう」と言われたそうです。

 

どのような武道であれスポーツや諸芸であっても独りの時間というのは大切は時間ですから、皆さん独り稽古はしていると思います。

 

三船十段がおっしゃりたかったのはその独り稽古の長さではなかったかと思います。

 

型の説明は日頃道場で行っている解釈で間違いなかったのですが、これは忘れていたようで読んだ記憶が残っていたのかも知れません。

 

技は一つ一つで完結しているもので実戦の想定のような形で成り立っているわけではないというものです。

 

これは柔術や剣術でよく言われることで競技武道しか関心のない武道家にはなかなか理解しがたい理屈かも知れません。

 

 

因みに「型」という文字は、長嶺先生は「形」を用いられていらっしゃいます。「有形無形文化財」というところで「形」の字が使われていること、日本剣道形、中国でも形意拳と「形」の字が用いられていることが理由であるとのことでした。

 

しかし、実際は空手の場合、古くは「型」の文字を使っておりましたし、勝手には改変出来ないものとして認識したいため、私はあえて「型」の字を今後も使っていきたいと思っております。

 

これは先人たちへのご恩返しのつもりでもあります。

 

今、道場では松林流の型ではなく、那覇手の型に取り組んでいますが、これもより一層松林流の型の理解を深めるために行っています。

 

それにしてもなんという幸運なご縁でありましょうか!

 

沖縄から本土に初めて松林の型を持ち帰ってくれた仲林洋吾先生がここ鎌倉で道場を開いてくださったお陰で最も古い原点である泊手首里手の型を学べるなんて。

 

幾ら感謝してもしきれないほどの感動に毎日浸って生活しております。嬉しい楽しい幸せです。感謝してます。いやぁついてるなぁ。

 

 

 

 

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