稽古の捉え方　　

以前にも書いたかもしれませんが、今一度尚武館の稽古についてお伝えしてみたいと思います。

 

 

 

まずは空手をどうとらえるかというものですが、まずは武道であるということに加え、それをどこに力を入れて

 

 

表現するかということがあります。

 

 

 

 

 

スポーツとして楽しみたいという方はこれを格闘技ととらえます。

 

 

 

精神修養ととらえる向きもあるでしょう。

 

 

 

また、あくまでも空手という技術を純粋に学ぶ、という考えもあると思います。

 

 

 

 

 

 

私自身はこれらをそれぞれ別々の時間、時期に行ってきましたが、呼吸法によって

 

 

 

 

今はこれらがほぼ一つにまとまった感じがありますが、格闘技という要素は随分薄れたような気がします。

 

 

 

 

 

 

技術についてはあくまでも型が教えてくれるものなので出来るだけ自分なりの工夫は加えないようにと

 

 

 

意識しているつもりです。

 

 

 

 

 

 

精神修養も昔は神道系の行のようなこともやり不思議な体験もいくつか経験しましたが、調和道の呼吸法に

 

 

 

触れたおかげで特に難しく考える必要はないのだと気付かせて頂けました。

 

 

 

 

 

 

 

この呼吸法は私に大きな変化をいくつも齎してくれた有難いものでしたが、中でも気功とセイサンの型を

 

 

 

稽古していた時に起こった気持ちの変化は今までの不思議な体験の集大成のようなカタチでおこり、その後の

 

 

 

稽古方針の土台になっています。

 

 

 

 

 

 

 

結局、尚武館としては考えずに稽古しているうちに変化している自分に気が付き、その体験をもとに余裕が生まれたり

 

 

 

情熱が沸き上がったりと、周りの目を気にせずに自分自身を生きることそのものを目指しているようなそんな稽古になっていると

 

 

 

思います。

 

 

 

 

 

 

 

空手とはだいぶイメージが違うようにも見えますが、そもそも空手のイメージそのものが作られたものだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私自身も若いころに映画やテレビに大きく影響されて空手を始めましたが、型を稽古していると「おいおい勝手に創作しないでくれよ」

 

 

 

と先人達に言われているような気がする時がよくあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

稽古しているつもりで実は勝手に作られたイメージの中に埋没しているということもあるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

今まで当たり前だと思っていたことが実は誰かに都合の良い作られたイメージだった。

 

 

 

 

 

そんなことにも型は気付かせてくれるのです。

 

 

 

 

 

長文お付き合いいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

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