崩すということ

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崩すということ

玉縄衆ブログ

2019/12/23 崩すということ

前回、「相手を掴んだ状態と相手に掴まれた状態を同じ状態とみなす」と書きましたが

 

 

 

この部分について私なりの考えを説明させて頂きます。

 

 

 

 

投げ技や崩し技をかける場合、こちらが先に体の均衡を微妙に崩してそれを相手に伝えなくては

 

 

 

技がかかりません。

 

 

 

 

 

つまり相手に崩されたような状態を一瞬自分の中で作り、その間に相手に技をかけるという

 

 

ことですが、こちらがしっかりと踏ん張ったような状態では技はかからないのです。

 

 

 

 

ただ単に力を抜くというものでもありません。

 

 

 

 

 

型の中で相手に触れた状態で突き蹴りを打つというかたちがよく出てきますが、

 

 

 

この瞬間にも自分の均衡を崩して使います。

 

 

 

 

 

 

ですから、型の中ではあくまでも自分主体で技を掛けていることは間違いありませんが

 

 

 

 

しかし掛けている瞬間に自分も崩れを起こしているのです。

 

 

 

 

 

仕掛けること自体、そもそも大きなリスクを背負っているわけです。

 

 

 

 

崩して立て直し、また崩すといった作業を型の中で何度も行うことになるので

 

 

必然的に相手に崩されたものを早く立て直すという逆の立場からの説明も成り立つのではないかと

 

 

いうのが私の考えです。

 

 

 

 

 

ですから、しっかり腰を据えて盤石なカタチで行ってしまっては崩しながらの使い方が

 

 

 

出来ないので、なるべく力を抜いて行いましょう、ということになります。

 

 

 

 

しかし体の使い方はすべて呼吸に左右されるものですから、呼吸によって腹の意識を高めて

 

 

行くのが第一だと今は考えています。

 

 

 

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