型が教えてくれる、こころとからだのととのえ方

6日から始まった稽古ですが、うちの少年部の子たちは優しいなとふと感じました。

 

 

 

先月４歳になったばかりの子にみんなが優しく接している姿を見てとても微笑ましく

 

 

 

 

思えました。

 

 

 

 

 

 

小学生くらいの男の子は我が強く自分のことばかりが優先しがちですが、自我も激しく出しながらも

 

 

 

 

弱い子をいたわる仕草を発見した時の私の感動は筆舌に尽くしがたいものがあります。

 

 

 

 

翻って自分が小学生だった頃・・・果たしてこんな思いやりを示せていただろうかと記憶を

 

 

 

たどるのですが、さっぱり思い浮かびませなんだ。

 

 

 

 

今日、大阪に旅立っていった我が家の息子にしても、この道場生達にしても私は一切

 

 

 

 

教育だの躾だのをした覚えがありません。

 

 

 

 

唯一教育しているように見える場面は「うるさーい」と、どなる場面くらいのものです。

 

 

 

 

時代がこういった優しい子達を求めているのかも知れません。

 

 

 

 

私の青春時代には皆、激しいものに憧れる風潮のようなものがあったような気がします。

 

 

 

 

ですからその中で私の空手もかなり格闘性の強いものでしたが、現在道場での稽古は

 

 

 

 

格闘性よりも芸術性（自分で言うな的恥ずかしさですが）に重きを置いた稽古になってきている

 

 

 

 

と自負しております。

 

 

 

 

つまり型がこころとからだを繋ぐ芸術の母となってくれているのです。

 

 

 

 

型を演じることで我々の無意識に型が働きかけてくれる訳です。

 

 

 

 

こどもからおとなまで、多くの方に勧めたいと思ってはいるのですが、考えながら

 

 

 

稽古していく尚武館の稽古は癖も強いので向き不向きが大きくわかれるところではありますが。

 

 

 

 

さて、雨もあがったことですし、道場でお待ちしてます。

 

 

 

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