稽古で安心感を得るということ。つまり悪因悪果を断つということ。

鎌倉という土地柄もありますが、我々の稽古はかなりのんびりしているかも知れません。

何より稽古で安心感を得る、というような稽古ですから。

武道というと闘うイメージがありますが、技を覚えることで体の力みが取れ、気持ちに少し余裕が生まれます。

姿勢を正すことと力みを取ることは気持ちを楽にし、またいざというときには役立つ技術も持っているという安心感から余計な不安や心配をしなくて済むと言う訳です。

技を試したいという気持ちはある種の感情から生まれるので、これは勝手に脳が作り出した妄想とも言えます。

このような妄想が無くなれば、あとは身体が反応してくれる状態に任せようとしますので妙な縁、つまり闘争に巻き込まれるような悪因悪果を

生まずに済みます。

悪縁を斬るのも尚武館の稽古の大きな目的です。

身体と同時に心の修養も日頃から心がけたいものです。

さて、台風が近ずいてきましたので鎌倉でも明日明後日のお天気に気を付けていたいですね。