型が作られてきた歴史的背景の仮説と自身の心理との対峙

東巌社 尚武館

0467-43-1449

〒247-0072 神奈川県鎌倉市岡本2-2-1 DIKマンション104

営業時間 月・水・金/16:45~21:30 土/10:00~13:00 日/8:00~10:00

 定休日 火・木

型が作られてきた歴史的背景の仮説と自身の心理との対峙

玉縄衆ブログ

2020/02/17 型が作られてきた歴史的背景の仮説と自身の心理との対峙

以前、どこの国の話かは忘れてしまいましたが、武力を養うための訓練を行っていた集落が

 

 

 

 

ときの権力者に革命を行う不穏な動きがあるのではと疑われたため、武器を使っての訓練をやめ、

 

 

 

 

徒手での型として再生したものを「これは踊りの稽古です」と表現し難を免れたという話を

 

 

 

読みました。

 

 

 

 

昔のことで出どころも忘れてしまいましたが、ずっと頭の片隅に残っていました。

 

 

 

 

ユーラシア大陸では現在の中国に限らず、陸続きの場所では必ずあったことではないかと

 

 

 

 

思えました。

 

 

 

 

型の作られた歴史的背景には、強さを隠すといった意味が込められていたのだと思います。

 

 

 

 

ですから「弱いものが強くなるため」ではありませんし、ましてや「強さを誇示するため」

 

 

 

 

であってはならなかった訳です。

 

 

 

 

これもあくまでも私個人の仮説ですが、その地方の政治のカタチにもよるでしょうが

 

 

 

 

 

「強さの誇示」では滅ぼされたり、利用された挙句に

 

 

 

 

やはり滅ぼされたりといったことになったのではないでしょうか。

 

 

 

 

よく興味本位でどの格闘技が一番強いかとか、どのルールが良いかなどの議論がされますが、

 

 

 

 

型が作られてきた歴史的背景に思いを寄せるとするならばこういった興味からは離れて

 

 

 

 

ただただ稽古することに大きな意味があり型の価値があるのだと考えます。

 

 

 

 

本土と違い琉球王国という土地での政治の中で培われた空手はある意味大陸的要素が

 

 

 

 

強くあったのではないでしょうか。

 

 

 

 

我々の中ではスポーツを楽しんだり、観戦したりという「習慣」と言っていいものが

 

 

 

存在しますが、ここから離れないと本来の空手に限らず武道の稽古は出来ないのでは

 

 

 

ないかと感じています。

 

 

 

「ひとに打たれず ひと打たず ことの無きを もととするなり」

 

 

 

神道自然流 小西康弘先生の歌です。

 

 

 

 

若いころはあまり理解できずにいました。

 

 

 

今は、難しいけれどわかるような、という感じでしょうか。

 

 

 

外に誇りたいものが強く存在するときはその裏側には劣等感がありますから

 

 

 

まずはその部分と対峙したいと思います。

 

 

鎌倉 大船 空手

東巌社 尚武館

電話番号 0467-43-1449
住所 〒247-0072 神奈川県鎌倉市岡本2-2-1 DIKマンション104
営業時間 月・水・金…16:45~21:30 土…10:00~13:00 日…8:00~10:00
定休日 火・木

TOP