自分の内面から身体、身体から内面を見ることを型は望んでいる　

型の名称とその表示についてその３です。

 

 

 

型の種類と名称は首里手那覇手ともまだまだあるのですが今回は当て字を用いたくない

 

 

 

私なりの理由を書かせて頂きたいと思います。

 

 

 

外国から来た言葉を自国の言葉に直すということに関しては異論はありません。

 

 

 

 

仏典などは元はサンスクリット語だったものを漢字にした訳ですが、これは意味合いをとらえるために

 

 

 

 

先人は大変なご努力をなさってます。

 

 

 

 

あの孫悟空の師匠として有名な三蔵法師さまはは般若心経を持ち帰るために

 

 

 

大変なご苦労があったと思いますし。

 

 

 

しかし、空手の当て字はあまりにもイメージが先行しており、自分自身の内面からなる身体操作を

 

 

 

見ずに外側からどう見られるかを意識したきらいがあります。

 

 

 

 

スポーツとしての空手も認めてはいますが、少なくとも武道という限りは意味合いのはっきりしない

 

 

 

ものに従うのは如何なものでしょうか。

 

 

 

むかし、暴走族がよろしくというのを夜露死苦などと書いたのと似ています。

 

 

 

これですら夜に騒音であたりを苦しめたという意味においては理屈は通ってます。

 

 

 

それにしても型の名称は本家の福建省では動物の名前が多いです。

 

 

 

 

太極拳でも技の名前に動物の名前が複数使われています。

 

 

 

 

空手の当て字はどれもカッコいいものが多いですが、元をたどれば動物の動きに憧れを

 

 

 

抱いて自然と共に生きてきた当時の人達の思いが詰まっているような気がしてなりません。

 

 

 

 

先人たちの思いは大切にしたいと思います。

 

 

 

そんなことで、今年の秋の演武会ではパンフレットの中で尚武館だけカタカナ表記が目立つことに

 

 

 

なりそうです。

 

 

 

 

夏のオリンピックは難しそうですが、鶴岡八幡宮での演武会は支障なさそうです。

 

 

 

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